2025年竣工
本建物は、すべての学生が制限なく利用でき、各学部の交流の場としての機能を高めることを目標とした、多目的な用途に活用できる講義棟です。コンパクトで整形な建物形状とし、「講義室ゾーン」と交流の場となるホワイエ等の「共用ゾーン」を明快に分けることで、使いやすい施設構成としました。建物内は、段差のない床面やエレベーターの設置、視認性の優れたサインの設置等により、すべての人々に開かれたやさしい施設としています。大学病院に隣接していることから、災害時にはDMAT(災害派遣医療チーム)参集拠点や、福祉避難所・災害情報収集スペースとしての活用等も想定した計画としています。建物の顔となる大通り側は、カーテンウォールとし、学生の活動が大学の顔として表出する透明性の高いファサードとしています。また、モノト-ンな色彩計画とし、大学病院をはじめとする隣接建物との調和に配慮しています。
建築主 | 学校法人福岡大学 |
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所在地 | 福岡県福岡市 |
主要用途 | 大学 |
敷地面積 | 198,325㎡ |
延床面積 | 5,241㎡ |
構造 | RC 造、一部S 造 |
階数 | 地上5 階 |