九州産業大学2号館

コンセプト

本老築化の進んだ旧棟の改修、中央広場から図書館前広場まで建物４層分の高低差をつなぐ人の流れ、学内のアメニティ、ひとつの学部と共通講義室のまとまり、環境配慮それぞれのプログラムを解決し、キャンパスのシンボルを創出すべく設計デザインを行いました。
緩やかで大きな外部階段を設け各フロアーにアプローチできる動線を構成し、上部に巨大な屋根を架け、アメニティを備えた見る者に深い印象を与える外観としています。
建物も階段状に設え、ライトコートを中心に居室を配置することで、地下の無い環境的、面積的に無駄のない平面を構成しています。細部においては西日に対する垂直フィン、雨水貯留層、外壁コーティングなどを採用し環境面に配慮した設計を行っています。