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岡山大学教育学部附属小学校

2008年竣工

コンセプト

本建物は、老朽化した旧校舎の建替計画によるものです。正門からのアプローチの正面に「コの字型」の新校舎を配置し、児童全員が中庭を通って昇降口へ向かいます。中庭自体が異学年交流の場として機能します。「コの字型」の平面形態は、どこからも校舎内の様子が覗える為、学校としての一体感を生み出すとともに、非常に見通しの良い安全な計画となっています。
1階の事務室や校長室、2階の職員室からはグランドや正門が見渡せ、さらに監視カメラの設置によってより一層の安全性を確保しています。図書室や多目的室は「知の核・学びの核」として昇降口の上部(2階と3階)に配置し、調べ学習など様々な学習活動を受け止める環境整備を行いました。
またトイレや廊下空間といった児童の生活の場となるスペースを大切に捉え、明るくやさしい、心のやすまるデザインとしました。旧校舎の解体後部分は、低学年用の運動場と外来及び職員駐車場として整備されています。

施設概要

建築主 国立大学法人岡山大学
所在地 岡山県岡山市
主要用途 小学校
敷地面積 45,116㎡
延床面積 5,252㎡
構造 RC造
階数 地上3階

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