丹波市立山南中学校

コンセプト

丹波市山南地域内にある2つの中学校の統合校の計画・設計であり、校舎及び屋内運動場の新築、及び駐輪場やグラウンド等の外構整備を行っています。南北に細長い敷地形状ながら、中庭を中心としたコンパクトな配置・平面計画とすることで、自然採光、通風を取り入れた良好な学習・生活環境を実現しています。
山南地域の特色である「恐竜（丹波竜）の発掘地」や「檜皮葺技術の集積地」を踏まえ、「地層をモチーフとした外壁デザイン」や「檜皮葺を用いた内装」等による地域の魅力にあふれた学校づくりを行っています。また環境配慮設計としては、鉄骨屋根によるダブルルーフや小屋裏空間の暖気利用、ピット空間を利用した冷気利用等を行い環境負荷の低減に努めています。また地域の新しい防災拠点として、マンホールトイレや防災井戸、備蓄倉庫の整備等を行い、避難所機能の強化を図っています。