和歌山城ホール

コンセプト

本施設は国際的な芸術文化の創造・発信の中心となる『にぎわいの文化交流拠点』の整備を目的として計画されました。
内部は4層吹き抜けのエントランスホールに、大・小のホール及び展示ホールが面し、各々のホールを独立運営可能にしました。
楽屋等のホールの付属室は、リハーサル室を含め大小ホールの両方から利用しやすい配置とし、かつ室数も十分確保しました。
外観は和歌山城の目の前という敷地特性を踏まえ、ガラス面で構成し、和歌山の歴史的建造物に見られる木格子をモチーフにした縦ルーバーや城に呼応した石垣調の外装を用いました。また、屋上に庭園を計画し和歌山城下の豊かな緑と連続させました。